| セーター | - 2025/11/15
- 冬と言えば、ニット。私はセーターやマフラーや手袋など、ニット製品が好きなのです。
先日、寒い日にセーターを着て、マフラーを巻いたときに、今まではあまり感じたことのない、優しく包みこまれるような、労われるような温かさを感じました。(この歳になったからか)
いつも同じものを着ている私ですが、この3年位は「軽くて、柔らかくて、暖かいニット製品」に移行しています。これもきっと歳が関係していると思う。若い頃のようにウールの太い糸でがっつり編んであるセーターを着る体力が落ちているし、マフラーもそこまでのものが使いこなせなくなっています。で、軽くて、柔らかくて、暖かい…ものがいいと思うようになりました。
暖かいと言うと「カシミア」。暖かいです。しかし、カシミア100%は柔らかすぎて、ちょっと心元ないのです。あと、それなりの値段なので、気楽に着られないというのもあります。(このあたり、貧乏性)。メリノウールは、軽いし、柔らかさがありますが、暖かさでは落ちます。
で、みつけたのがヤク。ヤクは、ウシの一種で、野生のヤクはチベットの標高3000〜6000mの高地にいるのだそうです。現在は家畜としているものがほとんどらしい。そのヤク100%のニット製品は持っていないのですが、ヤクとウールの混合セーターがあり、これが、軽くて、柔らかくて、暖かい、という事に気づきました。
あと、アルパカとか、モヘアとかの持つ個性も好きですが、やはり100%のものは持っていません。これらも混合がいいのかもしれません。そして、今は人口繊維もいい具合に入っていて、強度もアップしていると思います。
いずれにしても、動物たちの毛で作られているものだから、大事に着たいと思う。
ニットにつきものなのが「毛玉」…これがねえ。ちょっとくたびれた印象になってしまいます。でも、着慣れているセーターって心身に馴染んでいるし、愛着もある。そこで、毛玉取りブラシを去年買ってみましたが、実際にはそれほど取れるものでもなく、今はハサミでちょきちょき切ってみています。そして、クリーニングではなく、手洗いをしています。こうして、手をかけることで、セーターやマフラーを大事にしようという気持ちが以前よりも芽生えました。どうしても劣化はしますが、大事にしていきたいものたちです。
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