クールに | - 2024/12/02
- ずっと長いこと思っていましたが。黒パターンのひとつとして、自信がない、自分にはできない、自分は劣っている、自分はダメだ…などがありながら、別の黒パターンで自分はわかっている、自分は誰よりも上、自分はできている、自分は特別…なども同時に持っているという人がとても多いです。「自分はやってきた、という自負があります」「私だってできているところはあります」と言うことも聞きますが「だから?何?」と私は思うし、言う。そんなふうに、自分を不一致で生きさせる領域に居続けさせていて苦しくないですか?という意味で。
そして、多分、後者の黒パターンが前者の黒パターンを抑えて、後者が自分だと勘違いさせて(これがリーダーとして)生きているのだろうと思います。でも、勘違いなんです。間違った認識をしている。
しかし、そのことを言うと多くの人が、不機嫌になる。これも後者の黒パターンが怒るんですが。これがパターンなんだということに気づかなければいけないし、気付いたら自分でケアし、新なものを選び続ける努力をしていかないと、変容していくことはありません。ただ、そこには自分がそうしたいのかどうかが優先されるので、このままでもいい、という人もいます。
そして、その内的行動の他に、もっと客観的に、ゆがみなく、自分をみて自分を知らなくてはいけないと思います。そもそも、後者のパターンが信じているほどの人間なのか?自分というところです。自分の個性や性格などもふまえて、そこまでじゃない自分というものをちゃんと知っていかなくてはいけないと思うんです。
この、本来の自分と自分の黒パターンが信じている自分とのギャップがあるから苦しむ。そして、その通りに扱ってくれない人を嫌い、憎むようになっていきます。それは結局、自分を苦しめることになります。
自分がどれくらいの人間かがわかり、それが納得できれば、どれだけ安心して、自由でいられるか。しかし、それは自分を過小評価するのではなく、自分を厳しく見るのではなく、今の自分に色を付けずに、ゆがみなく、自分をクールに見るということです。
これが自分を赦すということです。赦してしまえば、どんな自分であってもいいと思える。いい意味で、自分への尊厳や愛をもって「この程度の自分だから…ね」と自分に言えるようになります。程度っていう言葉に引っかかる人もいるかもしれない。しかし、程、度。総合して自分を見たときにこのあたりの人間という目安のこと。
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