二極の世界の限界 | - 2024/03/04
- 「自分を卑下してはいけない」…と言われると「自分はすごいんだ」に傾いてしまいやすいかもしれないと思います。こっちでなければあっちと。これは両極を極端に動いている状態です。
一般的にはそういう在り方をしているし、勧められてもいます。「自分を卑下してはいけない。あなたはすごい存在なんですよ。だからもっと自信を持って」と。自分のことを知らない人がなんで「あなたはすごい存在なんですよ」と言えてしまうのだろうか…と天邪鬼な私は常々思ってしまいます。
私(道場)としては、ありたいところはそこではなく、その両極の真ん中にあります。その真ん中に自分はいて、両極に向かってその時必要なものを浸食していくような、両極からその時必要なものを選んでいくような、在り方をしていきたいです。
なぜならば、そこにはたくさんすぎる選択肢があるからです。そしてそれは全てが絶対ではなく、いつでもどこでも変更可能なものとして漂っているからです。そんな自由なところにいることを実感していくことをぜひ皆さんにも体験していただきたいと思います。
「卑下」なのか「すごい」のかだとこの2つのうちのどちらかになってしまいます。それしかない。しかしそこにあてはまらないことも多々あります。だからそこにいては窮屈です。
二極の世界の限界ってここなんだと思います。そこを離れてたくさんすぎる選択肢の真ん中に立つ。そこは新しい世界だと思います。
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