| わんこそば | - 2025/06/12
- 今回の盛岡で、私は初めて「わんこそば」を食べている人達を目の前で見ることができました。
お昼に入ったお蕎麦屋さんでのことです。目の前に7人座れるC型のテーブルがありました。そこにはやくみの用意がしてあります。
ほーーー、ここでわんこそばやるのか、と思っていたら、続々とお客さんたちがやってきました。サラリーマン風おじさん3人、大学生風男子3人、そして、残りの1席には20代とおぼしき女性が1人での参加でした(この1人で参加する女性にえらく感動しました。わんこは1人で(特に女性は)…とはなかなか勇気のいること、と思っていたので)
全員初めてなので、テーブル中央に立つお姉さんが説明&注意点を伝え、いよいよ始まりました。
「では、いきますよ。おわんを持ってください。ハイハイ、どんどん、ハイハイ、どんどん」という掛け声とともにそれぞれのおわんにお姉さんがお蕎麦を投入。大学生風の3人男子は「おわんを出し過ぎない、おわんをもっとしっかり持って」と注意され、なかなか難しいものだな…と私は注文した「にしんそば」を食べながら思う。
お蕎麦を投入するにもリズムがあるようで、そのリズムをキープするための掛け声、おわんの位置、おわんをしっかり持つということでもあるようでした。
あっという間に全員が20杯。「まだまだ、これから、ハイハイ、どんどん」とお姉さんは攻めて来る。一体何杯いくのか…そして、誰が最初に終わるのか、それを見届けたい。そのために自分のお蕎麦はできるだけゆっくり食べました。
30杯になったときに、お姉さんが女性の方に「どうですか?おなか」と聞いたら「ちょっと苦しくなってきています」と答えていましたが、まだいけそう。そしてそのあとも「ハイハイ、どんどん」は続きました。そして全員が40杯食べたとき、お姉さんから「これはかけそば約4杯分にあたります」という説明があり、かけそば約4杯って食べられないだろうに、なぜわんこだといけるのだろうか?と不思議でした。
さすがに私のお蕎麦は食べ終えていましたがもう少し見ていたいので、お茶のおかわりをいただいてねばる。これ50杯いきそうだ、と思ってふと時計を見ると、もう出なくてはいけない時間になっていた(これからクラス)「決着がつくまでわんこ見てて遅刻しました」とはさすがに言えない。
レジで会計をしたときに、お店のおじさんに「次回はわんこに挑戦してください。過去に100杯食べた方もいらっしゃいましたよ」と言われました。私は多分、あのスピードで食べたら20杯でもう終わりかも。しかし、初めて見る事ができてよかったでした。
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