使命 | - 2024/04/26
- 昨日の朝ドラ(虎に翼)の中に「本当の自分」という言葉が出てきました。2人の人の間で交わされたセリフでした。
一人の男性が言うのです「こんな人間になるはずじゃなかったのに。(そこには女性をゾンザイに扱い、妬ましく思い、恐ろしくも思っている自分がいる)そのどの自分も嫌いで、それは、本当の自分じゃなくて…」
それに対してもう一人の女性が応えます「どれもあなたよ。本心じゃなくて演じていてもあなたなの。でも、本当の自分があるのなら大切にね。そこに近づくように頑張ってみなさい。年をとると本当の自分みたいなものをどんどん忘れちゃうんだから」と返していました。
うーーーむ、と受け取っている私の横でトミーがぼそっと言う…「魂の道場だ」…。
本当の自分として皆誰もが生きたいと思っている。そもそも本当の自分として生きることがやりたくて来ているわけだから。しかし、生まれてすぐにそのことは忘れてしまい、パターンで生きることを教えられ、自分でもそれを知らず知らずのうちに選び、その結果を背負って皆が生きています。それが普通になり、それが当たり前になり、そうじゃないと、この世界は生きられないと信じているからそこから動かず、子供にもそれを教えていく。
でも、でも、どうなの?本当にそれで幸せなの?もし、本当の自分が自分の内に存在しているとしたら、それは今のままでいることに納得しているの?どう在りたい、どうしたいと言っているの?
このセリフにあるように「年を取ると本当の自分みたいなものをどんどん忘れちゃうんだから」と言うのは本当です。年をとるごとに心身は固くかたまっていくからです。だから気づいた人は、気付いた時から、そして、それを欲しているのなら(←ここが最も大事。強制されてやるものじゃないし)本当の自分になっていくことへ時間とエネルギーを使っていかなくてはいけないと私は思います。
このことが人間の使命。命=魂を使うということ。使命はカウンセラーになる、とか、他人の役にたつ、ということではないんです。何故、生まれてきたのかというところを忘れないでいたいです。
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