考えを減らし… | - 2024/12/01
- ミニマリストの佐々木典士さん(ぼくたちに、もうモノは必要ない 著者)のインタビューの中に「考えることを減らし、楽になる」という言葉がありました。この言葉が飛び込んできました。
ミニマリストって物を極力持たない人というイメージがありますが、これは、物に限ったことではないんだろうと思いました。
考えることで頭の中がいっぱいいっぱいになっていることから、考えることも減らしてみよう、ということでしょう。
多分、物を減らした部屋で生活をしているうちに、それでも何か自分を圧迫するような感覚を感じ、そこから気づいていったことが、この、考えることを減らす、ということだったんじゃないかと思いました。そして、それを意識的に続けてみると、そこに現れてきたのは「楽」になるという実感だったのだろうと思います。
私たちは、無意識で日々たくさんの思考をしています。それは途切れることなく続き、それが習慣になり、自分の普通になります。これは部屋の中が多くの物で溢れてしまう事と同じでこちらもそれは途切れることなく続き、それが習慣になり、それが自分の普通になります。 その考えることを減らす。これも物を捨てるのと同じで自分の意思で、自分が行動するしかありません。
部屋に限りがあるように、思考する脳にも限りがある。そんな部屋に住み、そういう脳を持つ自分にとっての断捨離とは?何をどれをどのくらい自分が持ち、管理できるのだろうか。そして、そこに風の通る空間はあるのか?これがすごく大事。
この後、佐々木さんの話は食べることにも普及していきます。「あまりグルメに走らなくなり、シンプルな食事に手を合わせるようになりました」と言う佐々木さん。部屋、身につけるもの、考えること、そして、身体に関わる食べることも、自分に合うものに減らしていく。それにより、丁寧な暮らしをしているご自分に気付き、それが自分にはとても気持ちのよいものだから継続しているということなんだろうと思いました。
持ちすぎている、考えすぎている、食べ過ぎている。それも誰かが言ったことを信じて。全てに断捨離。
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