まあるく創る | - 2024/03/30
- 自分という人間を、まあるく創っていく、ということ。
まあるく(丸)なので、その中は陽が半分、陰が半分です。又は、今までのものが半分、新たなものが半分とも言えます。
で、今までのものは、これまで生きてきたところで得てきたものごと。考え方、捉え方、やり方、などなどです。誰の目にも見えるもの、わかりやすいもの、そこへの価値基準があるもの、などです。それはそれで、この地上で肉体を持って生きるためには必要なものだったので、いいわけです。そして、ここはその人なりにすでに持っています。
で、もうひとつのほう。これが道場で行っているものです。これから得ていく(というより身につけていく)ものごと。考え方、捉え方、やり方などなど新しいそれです。それは、誰の目にも見えないもので、わかりにくく、そこへの価値基準がないもの、など、今まで知っていたものとは反対にあるものです。
この新たに創っていくものが難しいのは、思考を使い、知識や情報で理解できるものではないところです。おまけに向き合うのは自分の外ではなく自分の内です。今まで接してこなかったところへ分け入っていくので、よくわからず、あいまいで、混沌としているし、時間もかかります。しかし、そこにこそ、今迄知らなかったものが眠っているのです。
陽と陰、外というわかりやすいものと内というわかりにくいもの。どちらも必要で、その2つで1つになる。その2つが合わさり豊かになる。そうやって自分の手で自分自身と自分の人生をまあるく創っていかれますように。死ぬときには、まあるい自分でありたいです。
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