憧れている世界 | - 2025/06/13
- 「わんこそば」にひとり参加していた女性に感動した私でしたが、今回は、もうひとつ、印象的なことがありました。
それはセミナー後、皆でエレベーターに乗って7階から1階に向かうときのこと。そこに2人の女子高校生が乗ってきました。この日は館内に高校生がたくさんいて。何かイベントがあったのでしょうか。
乗ってきた2人は上下ジャージで可愛い。そしてエレベーターの扉(外が見える)が閉まったときに、その乗ってきた女子のひとりを、扉越しに夢見るような目でみつめていた男子がひとり見えました。それはほんの一瞬。エレベーターは彼を残して降りていきました。
ちょうど扉のところに私はいたので、その男子とその男子に見つめられていた女子を同時に見ることとなりました(彼は、彼女と一緒に帰りたかったのかもしれない)
その男子の醸し出す、彼女のことが好き、という気持ちがあまりにストレートで、純粋で、私は思わず「ふふ」と笑ってしまいました。そして、すぐにまずかったな、と思い、男子が熱い視線を向けていた女子に「笑ってしまってごめんなさい。失礼でした」というと「違うんです、違うんです。そういうのではないんです。そういうのじゃないです」と言いました。「そうなのね」というと「そうなんです!」と言いました。その一言一言や様子が可愛らしく、高校生って、こういう可愛さがあるんだ…と思いました。
今までも高校生はたくさん見ているのに、この年代の女子(男子も)の持つ可愛らしさは独特なものだと感じました。多分ですが、1年前の私はそこまでの思いは無かったと思います。可愛い子だなあ、はあったと思いますが、そこまでで、彼らのまだ心許なく、不安定で、迷いや、夢や希望の中で生きている年代の子たちのはかなさが尊いものとして感じられました。そういう自分にちょっと驚き。
こうして一瞬のことであっても、人って自分を確認することがあるんです。そして、その体験はとても大切な気がします。こうして、私は、自分が憧れている世界にシフトしていくんだろうという思いが感じられた一瞬でした。憧れている世界…これはまたいつか話してみたいと思います。
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