| 100%の精神を | - 2025/08/18
- 先日のお墓参りの帰りにお蕎麦を食べました。いつ食べても美味しいと思うお蕎麦。お蕎麦は毎日でもいい。大好きです。おろしそばに海老の天ぷら一尾をつけてもらいました。一口食べただけで「おいしい〜」と言ってしまいます。
で、食べているうちに気づいた。昔のように勢いよくお蕎麦をすすることができなくなっていることに。一体いつからそうだったのか、わかりませんが、すすらないで食べている自分に気づいたんです。
試しに、勢いよく(多分以前はこんな感じだろうという感じで)すすってみたのですが、すすり方が分からないような…(これ以上やったら咳込む)ほんとうに昔できていたことができなくなっていくんですねえ。おまけに自分でも気付かぬうちに、身体のほうがいいように変えていっているんですねえ。今の私のお蕎麦の食べ方を身体がちゃんと決めてくれて、そのように動いてくれていたんですねえ。身体の確かな判断に驚くと同時にちょっとした寂しさもありました。まあ、でも、こうして食べられるのだからよしとしよう、と思います。
年に1回ですが、歯の検診に行っています。そこで「いかがでしたか?お元気でした?」と毎回、先生から聞かれます。そのときに「はい、順調に年とってます」と前回言ったら「それは、よかったです。順調に年をとるというのはとてもいいことですよ。このまま順調にいきましょう」と言っていただきました。先生は私よりも年上なので、身体に起こる変化をきっと感じていらっしゃることと思いますが、優しい言葉です。
同年代でも、ものすごく元気な方もいらっしゃいます。仕事をばりばりこなし、家庭のこともこなし(こういう方って料理が上手なんです。センスもいい)、趣味を持ち、旅行に行き、交友関係も華やかで…。本当に体力があると思います。
又、そうではない方もいます。これは意味あってそれぞれに生まれつき与えられたものであったり、よりよい未来を生きるために、今はその体験中ということもあります。いずれにしても罰ではないのですが、パターンとしては元気な人をうらやましく思います。
で、いくつになっても華々しく生きている方のほうが目につくし、世間でも求められるし、よいことのように思われているので、そうではない自分を見下げてしまうかもしれません。
しかし、この言葉です「100%の健康(活躍)より100%の精神を」今の自分の状態を100%の精神で見て、支えて、ひっぱっていく。100%の健康(活躍)よりもこちらのほうが目が広がるんです。目が広がると、今まで見えてなかったものが見えるし、新に知ることもあるし、より己を知ることにもなるし、そこには幅があります。そして、これはいくつになってもできることです。だから100%の精神を…です。
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